種魚の紹介も一通り終わりましたので
人工授精の方法を紹介します。
20年前は水産試験場のやり方を真似してリンゲルを使用していましたが
最近の採卵方法を紹介します。
①先ず産卵近くなったら魚巣を入れ様子を見て明日生むなと思ったら
夕方池をシートで覆い光を遮断します。(光を入れた状態で産卵)
➁産卵していたら雄の精子を注射器で採取(2滴で十分)
③お椀にラップを緩く張り卵を絞ります。
④採卵した卵に➁の精子を掛け指で5回ほどかき混ぜます。
(まだ受精していません)
⑤洗面器にネット等を広げておきます。
⑥④の卵に水を5滴ほど垂らしもう一度かき混ぜます。(受精は数秒で終わり)
⑦洗面器の水をかき混ぜ卵が散るように広げて完了。
⑧当日夕方か翌朝、メチレンブルーでカビ防止を行います。(細胞分裂進む前)
⑨水温は20℃で管理、5日目の朝に25℃に上げて二日後に放流。